インターネット検索最大手のヤフーと三井住友銀行のネット専業子会社ジャパンネット銀行は30日、資本・業務提携すると発表した。
ヤフーは、利用者に金融商品やサービスを提供したり、ネットショッピングの決済機能を提供したりすることで顧客基盤を拡大する。ネット大手と大手金融グループの本格的な資本・業務提携は初めてだ。
ヤフーと三井住友銀が共同で9月末までに設立する銀行持ち株会社が、ジャパンネット銀行の増資を引き受け、12月末までに75~80%まで出資比率を高める。ヤフーから銀行持ち株会社への出資は当初25億円(14・9%)だが、増資を引き受け、最終的に出資比率を50%前後まで引き上げる。
三井住友銀の奥正之頭取は会見で、「ヤフーには約3000万人の顧客基盤がある。組んで大きくなれば(ジャパンネット銀行への)出資比率が下がっても、より大きな実りが得られる」と述べ、金融商品の販路拡大に期待を示した。
一方、ヤフーの井上雅博社長は「電子商取引の決済のために銀行のサイトに移動しなくても、直接、決済できるようになれば電子商取引の安全性と利便性が高まる」と述べた。