三井住友フィナンシャルグループ(FG)は30日、三井住友銀行の個人向け証券サービスを強化するため、傘下のSMBCフレンド証券を、株式交換により完全子会社化すると発表した。三井住友FGの証券戦略を巡っては、法人部門で合弁会社を運営する大和証券グループ本社との統合などが一時取りざたされたが、個人向けでは独自路線が鮮明になった。
三井住友銀は現在、フレンド証券の40.35%の株式を保有する筆頭株主。三井住友FGは、9月1日付でフレンド証券を完全子会社化し、同証券は8月下旬に上場廃止の予定。
三井住友FGは、大和証券グループ本社と共同で「大和証券SMBC」を設立し、法人向けサービスを展開。両者にとって個人向けサービスの強化が共通の課題だった。三井住友FGの北山禎介社長は会見で「個人部門ではフレンド証券との関係に軸足を置く。大和証券とは、双方にメリットがあれば連携も否定はしないが、今のところ具体的な話はない」と、大和証券との距離感をにじませた。