TDK、記録型CD・DVD生産撤退で利益下方修正、減配はせず
TDKは8日、記録型CD・DVD製品の生産から撤退すると発表した。これに伴い5月末をめどにルクセンブルグにある製造部門を閉鎖する。撤退費用として新たに80億円を計上する。
この結果、2006年3月期利益予想を営業利益、税引前利益、純利益の各段階でそれぞれ80億円下方修正した。売上高は前回予想を据え置いている。
記録型CD・DVD製品は、市場価格の低下が慢性化する一方で、資材価格が上昇し、収益悪化が続いていた。今年度のDVDメディアの市場価格は38%の下落となり、「当初の想定を大幅に下回った」(江南清司取締役)という。今期の記録メディア部門の営業損益はリストラ費用を含めて152億円程度の赤字になる見通しとしている。
今回の生産撤退は、メディア事業全体の構造改革を加速するとともに「来期以降の成長を確実にするための決断だった」とし、年間80円を計画している配当については「減額する考えはない」とコメントした。
汎用タイプの記録型CD・DVD供給は今後、従来から進めていた社外への製造委託に完全移行し、記録メディア部門で年間1000億円強の売上は維持する方針という。