カード・ATMの支店間振り込み、三菱UFJが無料に

三菱UFJフィナンシャル・グループは1日、傘下銀行の現金自動預け払い機(ATM)でキャッシュカードを利用した本支店口座間の振込手数料を無料にする方針を決めた。

 経営統合で預金口座数が世界最大の4000万まで膨らみ、同じ銀行に口座を持つ顧客間での振り込みが増えていながら、統合前と同じように手数料がかかる一方で、預金金利が低いことに配慮した。

 大手行初の試みで、早ければ5月下旬から実施する。不良債権処理を終えた三菱UFJは、経営統合のメリットを目に見える形で顧客に還元する方向にようやく動き出した。

 三菱東京UFJ銀行の他支店口座に振り込む場合の手数料は現在、3万円以上なら210円、3万円未満なら105円で、三菱東京UFJ銀と三菱UFJ信託銀行間では最大315円かかる。無料化は傘下銀行でキャッシュカードを使った振り込みに限り、ATMによる現金振り込みと窓口での振り込みは従来通りの手数料とする。大手金融グループの傘下銀行の口座間の振込手数料収入は数十億円規模で、三菱UFJは同規模の金額を預金者に還元することになる。

 大手銀行の1年物定期預金の金利は年0・03%前後。三菱UFJの銀行窓口での金融商品販売など個人部門の粗利益は今年度上半期(2005年4月~9月)だけで4656億円に達しており、振込手数料はその一部となっている。

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