米ネットワーク機器メーカーのUTスターコム(Nasdaq:UTSI)は16日、2005年12月期決算書(様式10-K報告書)の提出を延期すると発表した。財務報告に関連する内部統制や一部売り上げについて契約通り適切に計上されているかどうかを調査する時間が必要なためという。
同社は2月、インドで02年に獲得した契約について同社の監査委員会が調査していることを明らかにした。この契約の売上高を適切な時期より早く計上していたかどうかや関連取引について調査中とした。同社によると03-05年の数四半期に、この契約による約2200万ドルの売上高と100万ドル未満の粗利益を計上している。
UTスターコムは社内調査を終えるまで年次報告書を提出できず、また決算書の数字を修正する必要があるかも知れないという。
社内調査を進めているため、財務報告に関連する内部統制の見直し作業が遅れている。同社は財務報告の内部統制の状況について企業改革法(サーベンス・オクスリー法)に基づき年次報告書に記載する義務があり、昨年12月末時点で内部統制は機能せず、かなり弱点のあることがわかったという。
05年通期の暫定決算では、純損益が4億6200万ドルの赤字(前期は7340万ドルの黒字)、売上高は29億5000万ドル(同27億ドル)だった。これには3億4100万ドルの一時的費用計上後の数字。
調査会社トムソン・ファースト・コールがまとめたアナリスト予想平均は、1株損益が4.26ドルの赤字だった。
UTスターコムの16日通常取引終値は、前日比 0.03ドル(0.48%)安の6.24ドル。時間外では一段安の5.70ドルで取引されている。