安藤証券、夜もネット先物取引 サラリーマンら囲い込み

安藤証券(名古屋市)は今秋から、インターネットを通じて「日経225先物」の売買注文を昼夜とも受ける。注文は日中は大阪証券取引所に、夕方から夜にかけてはシンガポール取引所に、深夜はシカゴマーカンタイル取引所に、それぞれ流す。安藤証券では「日中忙しいサラリーマンらの利用を見込んでいる」としており、国内の証券会社では初めてという。
 安藤証券は四月二十八日からインターネット取引に参入し、国内市場に上場する現物株や指数先物などでスタート。そのうえで、日中の取引が難しい個人投資家を囲い込むために、日本時間の夜間に売買できる海外市場を活用する。
 シンガポールは日本との時差が一時間しかないが、日本時間で午後四時半から同八時まで夜間取引を行っている。シカゴの取引時間は日本時間の午後九時から翌朝八時半まで。安藤証券ではシンガポールのブローカーを通じ、リアルタイムでシカゴとシンガポールの市場に注文を出すが、午前三-六時はシステムのメンテナンスのため、注文受け付けを停止する。
 同社で扱っている外国為替証拠金取引では、午後九時から深夜三時までの利用が多いといい、日経225先物でも夜間取引のニーズは高いとみている。
 また、同社では二年以内に金融特区に指定されている沖縄県名護市に二十四時間稼働のサービス拠点を開設。市場に売買注文を出す担当者を配置する。災害などで東京のシステムが障害を起こしたときのバックアップセンターとしての機能も持たせる。

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