米石油大手のシェブロン(NYSE:CVX)は12日、インドのリライアンス・ペトロリアム(RPL)の株式5%を約3億ドルで取得すると発表した。RPLは、インド西部グジャラート州のジャムナガルに建設される大規模製油所を所有・運営する会社として、リライアンス・インダストリーズ(RIL)(500325.BY)が設立した。
RPLは新規株式公開(IPO)で株式10%を公募で売り出す予定で、募集期間は13日から20日までとなっている。RILはRPLの株式約75%を保有しつづける予定。
RPLは、日量58万バレルの処理能力を持つ製油所をジャムナガルに建設する計画で、2008年12月の操業開始を見込んでいる。完成すれば、この製油所は世界6位の規模となる。
RILは現在、日量65バレルの処理能力を持つ製油所をジャムナガルにすでに所有しており、新製油所と合わせると、1カ所の精製施設としては世界最大規模となる。両製油所は一部のインフラを共有する予定。
新製油所では、既存の製油所より重質な原油の処理が可能となる。こうした原油は、ガソリンやディーゼル燃料にするにはより多くの精製作業が必要だが、利益率も高い。
シェブロンは、RPLの株式を将来追加取得し、持ち分を29%まで引き上げる権利も持つ。この権利は新会社の立ち上げから3カ月以内に行使しなければならない。
シェブロンはRPLへの出資により、エネルギー消費が大きく拡大しているアジアで事業を強化する。シェブロンとRILは、探査や市場の機会を共同で探ることでも合意した。