エスエス製薬、酸性・アルカリ性薬物を顆粒内に同時配合を実現

エスエス製薬は酸性薬物とアルカリ性薬物を一つの顆粒(かりゅう)内に同時配合する技術を開発した。5月に発売する新しい解熱鎮痛剤「イブクイック頭痛薬」に応用する。膨張性高分子の3次元網目構造内に二つの薬物を分散させて互いの接触を防ぎ、錠剤を安定化した。

 服用後は水分を吸収して高分子が膨張。取り込んでいた両薬物を素早く放出する。

 従来、酸とアルカリなど相性の悪い薬物同士を配合すると、顆粒内で反応が勝手に進むという難点があった。

 エスエス薬は同技術を用いて酸性の抗炎症・解熱鎮痛成分であるイブプロフェンと、胃の酸性度を下げるアルカリ性の酸化マグネシウムを同時配合することに成功した。これによりイブプロフェンの溶解性を高め鎮痛作用の発現を速めると同時に胃への侵襲も抑える。

 同社はこの技術を利用した新規頭痛薬を「イブ」ブランドの新カテゴリーとして全国の薬局・薬店、ドラッグストアを通じて1日発売する。

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