WSJ-センダント、24日にも旅行サービス部門売却の方針発表へ

ホテル・住宅用不動産・旅行サービスを手掛ける米センダント(NYSE:CD)は24日にも、旅行部門を売却する方針を明らかにするとみられる。未公開株投資会社が同部門を最大45億ドルで買収する意向を示したことを受けたもの。関係筋が明らかにした。

同社は昨年10月、同社を4分割する計画の一環として、オンライン旅行会社のオービッツとチープチケッツ、旅行代理店向け予約システムのガリレオを含む旅行部門をスピンオフ(分離)する予定だった。同社は先週、旅行部門の分離後の名称を「トラベルポート」とすると明らかにしている。

同部門買収への関心を呼んだことは、センダントの株価が割安であることを示しているとみられる。同社が昨年10月、株価低迷を理由に同社を分割する方針を明らかにして以来、株価は下落している。21日終値は、前日比0.49ドル(2.83%)安の16.85ドル。

関係筋によると、未公開株投資会社による旅行部門買収が実現しない場合でも、センダントは同部門のスピンオフを推し進める可能性がある。買収に関心を寄せている投資会社がどこなのかは明らかになっておらず、買収の意向は敵対的だという。センダントのホテル部門(分離後の名称:ウィンダム・ワールドワイド)、不動産部門(同リアロジー)のスピンオフは予定通り進める見通し。

センダントは、トラベルポートを同業の上場企業に売却することは反トラスト(独占禁止)の側面から難しいと考え、同部門をスピンオフする方針だった。だが未公開株投資会社による買収であれば、そうした懸念はなく、投資収益を見込んで多額の資金を用意している。

同筋によると、トラベルポート売却による税効果は、センダントの他部門の売却による税効果に比べて小さくなる。

センダントの旅行部門は、知名度は高いが、ここ数カ月、親会社の業績の足を引っ張っている。旅行部門は昨年、売上高が35%増加した一方、EBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)が79%減少した。昨年10月以来の株価下落は、旅行部門の経営判断の誤りによるところが大きく、センダントは昨年10-12月期に業績見通しを2回下方修正する事態となった。

なかでもセンダントが04年後半に買収した欧州のオンライン旅行代理店イーブッカーズが重荷となっており、買収金額のほとんどを評価損として計上する結果となった。さらにオービッツとチープチケッツの業績の伸びも予想を下回った。

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