第一生命保険は24日、約20万6000人分の顧客情報を記録したマイクロフィルムを紛失したと発表した。2004年ごろから個人情報の紛失が相次ぎ発覚している生保業界でも最大規模となる。同社はさらに、保険金支払いが遅れた場合などの利息の計算に誤りがあり、約13万2000人の契約者に計6201万9000円を追加して支払うことも明らかにした。
紛失したのは、1977年から今年までに作成した91枚のマイクロフィルム。顧客の氏名や証券番号、銀行口座番号などが記録されていた。医療情報の記録はなかったという。外部に不正に持ち出された形跡はなく、同社は誤って社内で廃棄した可能性が高いと説明している。
一方、利息の支払い不足が判明したのは、保険金の支払いが遅れた場合や、年齢や性別の訂正に伴って精算金の払い戻しを実施した場合など。利息を全く付けていなかったり、土日分を差し引いて支払ったりしていた。1件当たりの支払不足額は500円以下が93.1%を占めるが、最大129万円に上るケースもあるという。