三菱東京UFJ銀行は市民出資型の風力発電プロジェクトへの融資を行った。発電した電力を電力会社に販売し、その収益で配当する市民風車に対する融資はメガバンクでは初めてという。同行は風力や太陽光発電など新エネルギー開発やリサイクル分野への融資に力を入れており、今回の取り組みもその一環。
三菱東京UFJ銀行が融資したのは市民団体「あきた市民風力発電」が秋田市内に設置した風車2基の建設費用など。総事業費約6億8000万円のうち、市民出資は4億300万円で、残りは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの補助金。今回は補助金が交付されるまでのつなぎ融資として実施した。
出力1500キロワットの風車2基はすでに3月末に運転を始めており、電力は東北電力に販売する。こうした市民出資による風車建設はドイツやデンマークで始まり、日本でも01年に北海道で1号機が運転開始して以来、全国に広がっている。