りそなHD、公的資金返済早める…優先株で1兆円調達

実質国有化され、経営再建中のりそなホールディングス(HD)は20日、焦点となっている約3兆円の公的資金の返済に向けて、新たに優先株を発行し、数年間で1兆円規模の資金を調達する計画を明らかにした。

 優先株発行によって公的資金の「肩代わり資金」を市場から集め、公的資金の早期完済を目指す。週明けの取締役会で優先株の発行枠を決定する。

 りそなHDは2003年6月、国が優先株などを引き受ける形で公的資金を注入し、実質国有化した。これまでに優先株、普通株、劣後ローンで国から3兆1280億円の公的資金が注入され、このうち2027億円を返済している。

 りそなHDが優先株による資金調達に乗り出すのは、大手金融グループの大半が2006年度中の公的資金完済を確実にする中で、剰余金を積み上げて返済原資に充てる方法に頼らず、市場からの資金調達を含む多彩な返済方法が必要との判断に傾いたためだ。

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