千葉産研(千葉県船橋市、沢井潔社長)は、震度7超の地震にも耐えられる戸建て木造住宅用の建築金物を考案した。柱や梁(はり)、筋交い接合に用いる金具を袋状にすることで、地震倒壊の主因とされる引っ張り力に対する弾力性を持たせた。従来のプレート金物や引き寄せ金物に代わる特許取得済みの新金具として、首都圏の工務店に提案営業する。
考案した建築金物「キーマンF」は、厚さ2・3ミリメートル、幅50ミリメートルの鉄板を折り返し、袋構造に仕立てた。公的機関の性能試験では、同金物を2個1組として使用した場合の短期基準引張耐力は14・5トン。現在の7トンレベルを大きく上回った。
現在、柱と土台や梁の接合部分には、建物強度を高める引き寄せ金物が使用される。ただ地震などの大きな引っ張り力が加わると、ボルト穴の溶接部が断裂するケースもある。