日立と松下らの液晶合弁会社、増産に向けて約800億円追加投資

日立製作所と松下電器産業と東芝の液晶パネル製造販売合弁会社であるIPSアルファテクノロジ(以下はIPSアルファ)は31日、千葉県茂原市の生産工場に約800億円追加投資すると発表した。世界的な薄型テレビの需要拡大に対応する。
 追加投資でIPSアルファは生産能力を従来計画の年間約250万台(32型換算)から、2007年度下期に約500万台に引き上げる。26型、32型、37型を対象にしているため、ガラス基板サイズは1500ミリ×1850ミリの第6世代と呼ばれるサイズを使う。IPSアルファの液晶パネルは広視野角で斜めからもきれいな高画質が見れるなどの特徴がある。
 欧州で液晶テレビ市場が拡大しているため、IPSアルファはチェコに液晶モジュール生産工場を建設する。稼動は07年度下期を予定。総投資額約800億円のうち、約120億円を充てる。
 今回の追加投資に伴い、日立と松下が、IPSアルファの増資を150億円ずつ引き受ける。この結果、IPSアルファの出資比率は、日立の子会社である日立ディスプレイズが増資前と変わらず50%だが、松下が増資前の22%から30%に、東芝が増資前の22%から15%に変わる。
 総投資額800億円のうち、残りの500億円について、日立の広報担当者は「IPSアルファが借り入れやリースなどで調達する」と述べた。

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