三菱重工業は米国で、新規の加圧水型軽水炉(PWR)原子力発電プラントの受注を目指し、米国現地法人の設立に動きだした。これまで提携関係にあった米ウエスチングハウス(WH)が東芝に買収されるのを機に、原発新設で大きな市場となる米国で、営業と、部品生産を視野に入れた独自の活動を展開するのが狙い。
同社はWHからライセンス権を得ている153万キロワットの改良型PWRと、フランス・フラマトムのEPR(欧州型大型PWR)に対抗した発展型の170万キロワット(APWRプラス)を戦略機種に位置づけた。一方、同社がWHと共同開発し、米原子力委員会(NRC)から認証を受けた静的機構を導入したAP1000(120万キロワット)は、取り扱えない。このため、AP1000と同じ設計で性能アップしたタイプを自ら開発し、NRCの設計承認を取得していく計画。