WSJ-タイム・ワーナー、1-3月期は59%増益

米メディア大手のタイム・ワーナー(NYSE:TWX)が3日発表した1-3月期決算は、ケーブルテレビ(CATV)部門が好調で、インターネット部門と出版部門の不振を補い、大幅増益となった。

純利益は前年同期比59%増の14億6000万ドル、1株利益は32セント(前年同期は19セント)。売上高は同1%増の104億6000万ドルだった。

CATV部門のタイム・ワーナー・ケーブルは、テレビ、高速インターネット、電話などのサービスをバンドルして提供するサービスで加入者を伸ばし、営業利益は前年同期比25%増の5億0100万ドル、売上高は同15%増の25億8000万ドルを達成した。

CATV業界の先行きに対しては、独自のテレビサービスを相次いで導入している電話会社との新たな競争に直面していることから、投資家は懸念を示していた。しかしリチャード・パーソンズ最高経営責任者(CEO)は、今回の決算はそうした投資家の懸念と「正反対のことを示している」と述べた。

同CEOはインタビューで、「(CATV事業は)売り上げ、最終利益とも伸びている分野のひとつだ」と述べた。

CATV部門の成長を大きくけん引したのは、デジタル電話サービス。1-3月期の新規加入者は27万人と四半期ベースで過去最高となった。基本サービスおよびデジタルケーブルサービスへの加入はここ数年間で最高となった。

一方、インターネット部門AOLの営業利益は前年同期比14%減の2億6900万ドル。ダイアルアップ方式のサービス加入者は引き続き減少した。同部門の広告収入は26%増加したものの、全体の売上高は7.1%減の20億ドルとなった。

出版部門タイムも、海外雑誌部門の不振、リストラ費用により、営業利益は同13%減の7100万ドルとなり、売上高は11億3000万ドルと伸び悩んだ。

パーソンズCEOは、タイムについて「われわれの期待を満たさなかった」としたものの、年後半には広告市場が上向き、オンライン広告の伸びが同部門の通期収益を押し上げるとの見通しを示した。

ケーブルテレビ放送や映画など他の主要部門は営業増益を達成した。

タイム・ワーナー株の3日終値は前日比20セント(1.15%)安の17.22ドル。

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