セコムが9日発表した前3月期の連結売上高は3.7%増の5673億円、経常利益は15.8%増の966億円となった。防犯や情報管理に対する国民的な意識の高まりを背景に、セキュリティーサービス事業が順調に伸びた。年金資産の運用が期待収益を大幅に上回った結果、76億円の営業費用減少効果が生じ、利益面を押し上げた。前期の配当は前の期と比べて10円増配の60円とする。
今期の売上高は4.5%増の5930億円、経常利益は4.3%増の1008億円を計画している。前期における年金運用関係の利益押し上げ効果を除く、実質的には10%強の増益となる。原口兼正社長は「できることなら途中で増額修正をしたい」と話していた。
ホームセキュリティニーズの増大している大都市において、営業拠点を分割によって増やし、顧客に対して迅速でよりきめ細かい対応を行う。昨年12月末で761だった営業拠点を3-4月にかけて40ヶ所新設した。さらに30ヶ所程度の増設を考えている。