商船三井は11日、2007年3月期連結営業利益は前年比10.5%減の1550億円を計画すると発表した。需要増加を見込んで増収予想だが、燃料費高騰が利益を圧迫、4年ぶりに前年を割り込む見込み。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト11人の事前予測平均値1629億円を下回った。
売上高は前年比8.2%増の1兆4800億円を見込む。ただ、原油高に伴う燃料費は引き続き高止まる可能性が高く、同社は前年に比べ180億円規模のコスト上昇となると試算している。米谷憲一常務は「燃料単価が2年程度で80%上昇しており、あまりに急ピッチなため増益要因があっても相殺しきれない」と説明。純利益も同7.7%減の1050億円にとどまる見込みだ。
1円の変動で25億円の収益変動要因になる為替前提は1ドル=110円に、燃料費価格は前年比60ドルアップの340ドルと想定した。
一方、2006年3月期業績は、連結売上高が前年比16.5%増の1兆3667億円だったものの、原油価格高騰と欧州航路の運賃下落が響いて、営業利益は前年比0.7%増の1729億円と、事前予測値の1740億円を下回った。欧州航路の価格交渉について米谷常務は「4月が底だと感じる。7月はさらに堅くなると見ている」と話した。