米GM債へのアナリスト判断が好転、デルファイのスト懸念後退で

米ゼネラル・モーターズ(GM)の社債に対する債券アナリストの見方が上向きになりつつある。同社の主要部品調達先である米デルファイ のストライキ懸念後退が背景。
 債券調査会社のクレジットサイツは10日、「デルファイでの適切な問題解決に向けた見通しが高まり、GMとフォード両方を『バイ』とする」と指摘。デルファイ労使問題でのより建設的な話し合いが進んでいることを理由に、GMとフォード・モーターおよび両社の金融子会社の投資判断を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に引き上げた。
 GMはデルファイのコスト削減を目指し、デルファイおよび全米自動車労組(UAW)との協議を続けている。
 クレジットサイツのシニア自動車アナリスト、グレン・レイノルズ氏は「UAWのトーンは過去60日間でずいぶんと建設的になった」と指摘した。
 またBNPパリバのアナリスト、ブラッド・ルービン氏は、賃金問題については労使間に依然として距離があるものの、GMはストライキ回避に向けてその隔たりを埋めるだろう、と述べた。
 10日の米社債市場では、GM債(表面利率8.375%、2033年償還)の額面1ドル当たりの価格は0.7575ドルと、前日の0.755ドルから上昇。3営業日続伸となった。

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