武田薬品工業は十一日、二〇一〇年度までの経営五カ年計画「06-10中期計画」を発表した。一五年度に自社医療用医薬品の売上高二兆円を達成し、世界トップ10に入る目標を設定。研究開発体制などを整備し、「日本発の世界的製薬企業」へと飛躍するための基盤づくりを進める。
世界的な製薬企業の再編が続く中、国内最大手の武田薬品の世界シェアは十五位前後にとどまっている。
このため、まず一〇年度に連結対象外企業の米TAPを合わせた自社医療用医薬品売上高を〇五年度の一兆千二百六十七億円から一兆四千億円に拡大する。また、世界各地域での市場シェア2・5%以上を目指す。
日米欧では市場に応じたオペレーションを自律的に遂行できる態勢を構築する。さらに営業や生産、開発、研究の各部門で情報を共有化し、迅速な意思決定をできるグローバルマネジメントも確立する。また、株主還元策として、連結配当性向を現在33%程度から45%に大幅に引き上げる。