阪神電気鉄道は十二日、社外取締役の玉井英二氏(74)が六月の定時株主総会で任期満了により退任する意思を表明したと発表した。
玉井氏は、筆頭株主の村上世彰氏率いる村上ファンド側から、株主提案で次期取締役に就任するよう求められていた。
阪神によると、玉井氏は村上ファンド側の取締役候補者リストに入った理由について「引き続き取締役に就任し、同ファンド側に対する抑止力として、阪神の利益を守ることができると考えた」などと説明した。
阪神もこの説明を受け入れ、「玉井氏の功労に感謝する」とともに、「驚天動地」(縄田和良専務)などの発言で玉井氏が同ファンド側についていると批判したことについて、「玉井氏の名誉が傷つけられる結果となったことを遺憾とする」と表明した。
玉井氏の選任辞退で、村上氏側が改選後の取締役の数で優位に立つ可能性が高まった。