世界最大の携帯電話端末メーカー、フィンランドのノキア(NYSE:NOK)は、米インターネット検索大手グーグル(Nasdaq:GOOG)と提携し、ノキア製携帯インターネット閲覧端末に「グーグル・トーク」のアプリケーションを付属させる。グーグルの方は、これによって携帯電話にも事業対象を広げる。
ノキアは、この「グーグル・トーク」機能を付けた新型のタブレット型インターネット端末の発表を、16日にもする計画だ。「グーグル・トーク」は、ユーザー間で音声による会話やインスタント・メッセージの交換が可能となる。ただ、この端末は携帯電話ネットワークではなくワイファイ(WiFi)技術を基礎にしており、その意味で携帯電話ではない。
グーグル広報では、携帯機器を利用する世界のユーザーが、グーグル提供の各種サービスを直接的に利用して、求め必要としている情報の入手ができるよう、業界大手各社とサービスの革新的拡充の共同開発を進めている、とコメントした。
グーグル経営幹部は最近、グーグルの各種サービスが携帯電話を含めた無線機器でも利用できるよう拡充していくことが、主要課題の一つだと述べていた。
グーグルは既に、携帯電話機メーカー世界2位の米モトローラ(NYSE:MOT)やドイツ・テレコム傘下の携帯電話会社Tモバイルなどと、携帯電話上でのグーグルのインターネット検索サービスなどで提携した。「グーグル・トーク」も既に、カナダの携帯情報端末(PDA)大手リサーチ・イン・モーション(Nasdaq:RIMM)の携帯端末「ブラック・ベリー」で使用できる。
関係筋によると、ノキアはこの「グーグル・トーク」付き携帯インターネット閲覧端末を、世界でおよそ300ユーロ、385ドルで販売する見込みだ。
「グーグル・トーク」付き携帯インターネット閲覧端末は、「グーグル・トーク」が使えるノキア製品やパソコンのユーザーとの間で、ヘッドホンを使ったり携帯電話のように使ったりして、通話ができる。ただ、通常の電話器には電話できない。この新型端末は2005年9月に発売された「ノキア770・インターネット・タブレット」の新型になる。