三井・デュポン ポリケミカル(東京都港区、鈴木憲二社長)は非帯電性でポリエチレンの改質剤や電子機器の包装材に適したアイオノマー樹脂「エンティラ」を開発し、国内販売を始めた。
海外市場では米デュポンが販売する予定で、三井・デュポン ポリケミカルの開発した製品をデュポンが販売するのは初めて。価格は1キログラム当たり1000円で、09年度は売上高10億円が目標。
同樹脂はエチレン基とカルボン酸基をカリウムイオンで架橋した特殊なアイオノマー樹脂。樹脂自体が非帯電性のため界面活性剤などの帯電防止剤が不要で、改質剤に適している。
透湿性があるため住宅用ルーフィング材などに使えるほか、塩化ビニール樹脂と同様の速度で高周波によるシール加工が可能なため生産効率が良い。米デュポンは同樹脂を高機能の改質剤としてシリーズ化する計画。