世界最大の国際航空連合であるスターアライアンスは二十二日、中国・北京で代表者会合を開き、中国最大の航空会社である中国国際航空(北京市)の加盟を承認した。スターアライアンスは、日本の全日本空輸(ANA)や独ルフトハンザ航空、米ユナイテッド航空など十八社で組織する国際航空連合で、加盟会社間のマイル交換など、顧客に対する統一的なサービス提供を実施。利用者の囲い込みを強めている。
今月十日には、中国・上海の上海航空の加盟も承認したばかり。今回の中国国際航空の加盟で、スターアライアンスに加盟する中国の航空会社は二社に、この二社を加えた全体の加盟社は二十社となる。中国二社の正式加盟は二〇〇七年中となる見通し。
中国をめぐっては、世界中からビジネス顧客の渡航が増加し、かつ、中国国内でも航空利用が拡大している。将来的には、〇八年に北京で五輪が、一〇年には上海で万博が開催されるほか、中国から世界に観光客が渡航するなど、観光客の供給基地としても期待されている。
このため、日本航空(JAL)が加盟方針を示している国際航空連合「ワンワールド」や、仏エールフランスなどが加盟する同「スカイチーム」なども含め、中国の航空会社をメンバーに加えるべく、勧誘を続けている。
ただ、中国の航空会社は、サービスレベルなどの面で各アライアンスの基準を十分に満たせないことが多く、これまで国際航空連合に加盟した例はなかった。
今月に入り上海航空と中国国際航空がスターアライアンスへの加盟方針を示し、アライアンス側もこれを承認したため、まずはスターアライアンスが中国市場で先陣を切った格好だ。
中国国際航空は現在、百七十六機の航空機材を有し、七十の国内都市を結ぶ国内線、二十二カ国三十六都市と中国の都市を結ぶ国際線を運航している。
〇五年には、約二千七百六十九万人の旅客実績を有する中国最大の航空会社で、日本のANAとはコードシェア(共同運航)なども実施していた。