米国の一部メディアは二十五日、スノー財務長官がホワイトハウスに「ブッシュ大統領が後任を選べば、辞任する意向がある」との意向を伝えたと報じた。米紙ウォールストリート・ジャーナルのほか、同紙のジョン・ハーウッド編集者(国内政治担当)が米CNBCの番組に出演して、共和党関係者の話として語った。
同紙によれば、ブッシュ大統領は、六月九、十の両日、ロシアで開かれるG8財務相会合までにスノー長官の後任を発表する公算が大きいという。後任には、ゼーリック国務副長官の名前が挙がっているほか、マルフォード駐インド大使(元財務次官)、フリードマン前大統領補佐官、エバンズ前商務長官、グティエレス商務長官らの名が取りざたされている。
スノー長官は六十六歳。二〇〇三年二月に更迭されたオニール元財務長官の後任として大手運輸会社CSX会長から就任した。米経済は順調だが、ブッシュ政権は、秋の中間選挙を控え、政権中枢の人事改革を行っており、スノー長官の辞任説は今年に入ってから何度も浮上していた。