大和ハウス工業は、全国の新築工事現場でゼロエミッション(廃棄物ゼロ)を達成した。二〇〇三年一月に住宅部材を生産する十三の工場で達成しており、生産から建築、ユーザーへの引き渡しまでの一連の事業活動すべてでゼロエミッションを実現した。
同社は新築現場で発生した廃棄物を自社工場に集約して最大二十一種類に分別、工場のリサイクルルートに乗せることで効率的なリサイクルを可能とする独自システム「工場デポ」を構築している。
対象は沖縄を除く全国九十一支店の戸建て住宅と低層賃貸住宅(集合住宅)の新築現場。廃棄物の収集運搬はグループの物流会社、大和物流(大阪市北区)が担当し、部材納入の帰り便を活用して、物流段階の二酸化炭素排出量の削減も考慮している。
同社によると、住宅一棟当たりの廃棄物発生量は一-一・五トンにのぼり、そのうち石膏(せっこう)ボード、段ボール、屋根材(瓦)端材の三品目で約70%を占めている。廃棄物発生量の削減のために、瓦や石膏ボードを必要サイズに工場出荷時点で切断加工しておくプレカット化や梱包(こんぽう)なしを推進。たとえば、瓦をプレカット化することで、六百十三キログラム発生していた端材を一・五キログラムまで削減した。