三菱レイヨンはアクリル樹脂成形材料(ポリメタクリル酸メチル、PMMA)で光学用途の拡大攻勢に出る。日本、中国の両製造拠点で工程、品質の改良が完了し、樹脂中の異物混入度を半減することに成功した。この高品質を売りにIT関連ユーザーの新規獲得と積み増しを図る。05年度に1万5000トンだったIT向けPMMAの販売量を今年度は3万トンを超す水準にまで倍増させる。
三菱レイヨンは日本、中国、タイの3拠点に合計約9万トンのPMMAの生産設備を持つ。昨年度の用途別販売量はおおよそランプカバーなどの自動車向けが2万トン、IT向けが1万5000トン、雑貨や看板といった一般向けが3万トンだった。
自動車向けは今後も堅調推移が予想されるものの、一般向けは需給の変動が激しく単価も相対的に低い。このため携帯電話の液晶カバーや液晶表示装置の導光板といった光学用途を中心としたIT向け販売を強化する。