三洋電機が、経営悪化の責任を取って代表取締役を辞任した創業家出身の井植敏前会長(74)を含め、今年3月期中に退任した取締役と、監査役(6月下旬退任)の計9人に対し、退職慰労金の支給を見送ることが31日分かった。
経営再建中であり、支給は株主の理解を得られないと判断した。
井植氏は創業者である故井植歳男氏の長男。社長、会長を歴任し、取締役在任期間は約45年に上る。社内規定に基づき支給すれば退職慰労金は数億円以上とみられている。
三洋は6月23日開催の株主総会に、退職慰労金に関する議案を提案しない。来年以降提案するかは未定という。