WSJ-フレディマック、2005年通期は27%減益

米連邦住宅金融抵当金庫(フレディマック)(NYSE:FRE)が30日発表した2005年通期決算は、株主による訴訟の和解費用、ハリケーン「カトリーナ」関連の損失、会計方法の変更などにより、27%減益となった。

純利益は21億3000万ドル(前年同期は29億4000万ドル)、1株利益は2.75ドル(同3.94ドル)。

リチャード・サイロン最高経営責任者(CEO)は電話でのアナリスト説明会で、米連邦住宅公社監督局(OFHEO)と、住宅ローン担保証券(MBS)の保有に上限が設定される可能性について話し合う予定であることを明らかにした。OFHEOは最近、MBS保有の上限設定を検討すると示唆しており、上限が設けられるとフレディマックの利益の伸びを圧迫する可能性がある。OFHEOは先週、米連邦抵当金庫(ファニーメイ)(NYSE:FNM)によるMBS保有の上限を設けた。

フレディマックは2003年以降、財務報告書の提出が予定より遅れている。同年、順調に増益が続いているように見せかけようと会計規則に違反していたことを公表したため。同社は、経理に使用している時代遅れのコンピューターシステムの更新に手間取っているが、06年通期決算を発表する来年前半からは、予定通りに財務報告ができると見込んでいる。

05年決算について同社は、株主による訴訟の和解合意で利益が2億2000万ドル押し下げられたとしている。ハリケーン関連の特別費用は1億3300万ドル。通常業務の一環として、カトリーナによる損害を受けた住宅の一部について、ローン返済の保証をしていたため。

05年末時点での普通株主に帰属する資産の公正評価額は267億ドルと、前年の約268億ドルから0.4%低下した。一部のアナリストは、フレディマックの業績を判断するには純損益よりも評価額の変化をみるほうが適していると考えている。

金利リスク回避のためのデリバティブ(金融派生商品)取引による損失は、前年の44億8000万ドルから13億6000万ドルに縮小した。

また同社は、ファニーメイからシェアを奪ったとしている。05年に政府系住宅金融機関(GSE)が発行したMBSのうち、フレディマックのシェアは前年の41%から45%に拡大した。株主資本利益率(ROE)は7.7%と、前年の10.2%から低下した。

フレディマック株の30日終値は、前営業日比0.48ドル(0.77%)安の61.58ドル。

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