酉島製作所は出力1キロワットの小型風力発電システムに参入する。主に事業所や店舗向けの照明電源として8月1日に発売する。価格は1基150万円前後。初年度100基の販売を見込む。出力1500キロワット級の大型機で培ったノウハウを生かし、小型風力発電システムで先行する神鋼電機などを追撃する。
小型風力発電システムの製品名は「風レンズマイクロ風車」。同社では7月中に本社内に数台を設置し販売代理店向けに公開する。今後、需要動向を見ながら同3・5キロワットタイプの追加を検討する。
発電機の羽根をメガホン状のカバーで覆う独自の形状を採用した。カバー内に流入した風が起こす渦の作用で、実際の風力以上の発電量を得られる。従来のプロペラ型の風車に比べても、発電量は2―5倍に高まるという。九州大学応用力学研究所の大屋裕二教授と共同で、発電効率が高いシステムを開発した。