温暖化物質3.4%削減 セイコーエプソン05年度レポート 保全投資57%増

セイコーエプソンは23日、2005年度の社会性活動と環境活動の実績をまとめた「サステナビリティレポート2006」を発行した。それによると、二酸化炭素(CO2)など地球温暖化物質の総排出量を04年度に比べ3・4%削減した。また、化学物質の管理では、独自の化学物質データ管理システム「E-Chem」を国内外の全製造拠点34カ所に導入、各工場で使うすべての化学物質を一元管理できる体制をつくった。
 環境会計では、環境保全投資が前年度比57%増の42億円だった。広丘事業所(長野県)に建設した研究開発拠点「エプソンイノベーションセンター」を最高レベルの環境対応型建物としたため、建設費に占める環境保全コストの割合が大きくなったのが増加要因。環境保全費用は197億円で、15%増えた。主に研究開発業務で環境に配慮した商品開発・プロセス開発が増えたためで、この環境研究開発費用は72億円だった。
 把握できた経済効果は66億円で、省エネルギー、環境負荷化学物質使用量削減、水リサイクルの各分野で投じた費用を上回る経済効果を出した、としている。
 一方、社会性活動では、05年度にCSR(企業の社会的責任)調達に取り組み、日本を含むアジア圏では調達先企業約2000社への説明を行ったことなどを紹介している。

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