ホテル・レジャー苦戦続く
経営再建中の西武グループ各社は7日、2006年3月期決算を発表した。上場廃止となった西武鉄道は最終損益で326億円の赤字を計上。グループ再編で事業統合された旧プリンスホテルと旧コクドは、2社合算で372億円の最終赤字となり、いずれも前期より赤字が拡大した。
西武鉄道は、売上高が伊豆箱根鉄道の完全連結化で前期比6・6%増の4346億円、経常利益も子会社の西武運輸や西武バスの業績が好調に推移したことから同2・2倍の119億円で、増収増益となった。ただ、最終損益は、減損会計の適用に伴う資産評価損や再編のための費用増を特別損失として計上したため、赤字額が前期の130億円から拡大し、3期連続の赤字となった。
コクドとプリンスホテルの2社合算売上高は前期比横ばいの1880億円、経常損益は261億円の赤字(前期は150億円の赤字)だった。
鉄道部門は旅客収入が伸びるなど順調に推移しているが、ホテル・レジャー部門は西武鉄道株の名義偽装事件など不祥事の影響が続いている。
西武グループは、今年3月に持ち株会社「西武ホールディングス」が発足。傘下に西武鉄道と、西武鉄道やコクドのレジャー関連資産を統合する形で発足したレジャー事業会社「プリンスホテル」が入る体制に再編された。
西武ホールディングスの07年3月期連結決算の業績予想は、売上高が6900億円、経常利益が220億円。最終損益は、今後も資産の売却を検討しているため、未定とした。