三菱重工業は乗用車用ターボチャージャー(過給器)の08年度世界シェア20%達成目標を当初計画より1年前倒しし、07年度生産を05年度実績比1・4倍の350万台に引き上げる。欧州などの排ガス規制強化を背景にエンジンの燃焼効率向上のため装着率が高まっているからだ。06年度中に主力の相模原工場(神奈川県相模原市)に30億円を投じて、生産を増強する。同社はここ数年、過給器の生産を段階的に引き上げている。05年度15%の世界シェアを引き上げ、トップの米ギャレットを追撃する。
三菱重工業の乗用車用過給器の生産は相模原工場とオランダの工場に加え、韓国の啓洋精密で組み立てを行っている。これまで国内外の生産を段階的に引き上げ、05年度は前年度比25%増の250万台を生産した。05年度はオランダ工場で11億円の増産投資を行っており、06年度中に生産能力は現在の70万台から100万台に増える。