山武はデオキシリボ核酸(DNA)チップ市場に参入する。チップ上での直接合成型カスタムDNAチップ「gemkey(ジェムキー)」を、フランス原子力エネルギー庁の研究機関「CEA―Leti」と共同開発した。応用研究向けに遺伝子の型同定に特化したチップで、81種類の遺伝子プローブに焦点を絞った。研究者は個々の研究目的に応じた遺伝子プローブを選定できる。サンプル出荷を始めており、秋をめどに本格販売する。
「ジェムキー」は独自のポリマーマスキング法による合成コントロールを実現したことで、従来使用していたフォトマスク作成を不要にした。これによりチップのコスト削減と、1枚からの合成が可能になった。研究者は研究内容に応じて必要な種類、枚数のDNAチップだけを手に入れられる。同社では2週間の納期で、1枚3万―5万円で販売する。