米情報技術(IT)サービス大手エレクトロニック・データ・システムズ(NYSE:EDS)は8日、インドの同業MphasiS(エムファシス)(526299.BY)の過半数株式を現金3億8000万ドルで取得したことを明らかにした。
EDSは4月、エムファシスに同社の発行済み株式約52%相当(8300万株)について、1株204.5ルピー(約4.50ドル)の現金での買い付けを提案していた。
EDSのマイケル・ジョーダン会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で「買収により海外の成長分野における当社の業務執行能力が向上するだけでなく、より価値の高い提案ができるようになる。また、世界有数の経営陣や人材のほか、主要顧客を獲得できる」と述べた。
インドのアウトソーシング(業務受託)企業は、安い労働力をてこに力強い成長を果たし、EDSなど既存の同業大手に厳しい競争を強いている。
エムファシスはIT関連のアウトソーシングやソフトウエアの開発などを手掛ける。2006年3月期通期の売上高は94億ルピー(2億1000万ドル)、純利益は15億ルピー(3300万ドル)となった。
EDSのインド部門の従業員数は現在、約3000人。エムファシスの取得と計画している事業拡大により、今年末までに2万人を突破する見通し。
エムファシスのジェリー・ラオ会長兼最高経営責任者(CEO)はEDSによる株式取得後も現職にとどまる。株式取得手続きは今月末までに完了する見通し。EDSは取締役会の定員の過半数を指名する。同社のインド部門とエムファシスの拠点との統合も検討している。
EDS株の8日終値は前日比0.29ドル(1.19%)安の24.17ドル。