経営再建中の西武ホールディングス(本社・埼玉県所沢市)は15日、北海道内のホテルやスキー、ゴルフ場の24施設のうち、ニセコ東山プリンスホテルを含む11施設を今年度内に売却することを明らかにした。富良野プリンスホテルなどが主力の富良野地域での営業は継続するものの、ニセコ地域からは完全撤退する。
西武グループのプリンスホテルの大野俊幸会長が同日午前、高橋はるみ知事と会談し、明らかにした。売却先は決まっていないが、いずれも施設存続を前提に交渉することになる。大野会長は「雇用の確保にも万全を尽くしたい」と述べた。
売却対象は、後志管内ニセコ町のニセコ東山プリンスホテル▽同ゴルフ場▽ニセコ東山スキー場▽ニセコゴルフコース――の4施設と、北広島市の札幌北広島プリンスホテルと同ゴルフ場の2施設。このほか、深川市の深川スキー場▽札幌市の真駒内スキー場▽渡島管内七飯町の函館七飯スキー場▽網走管内津別町の津別スキー場▽十勝管内上士幌町の糠平温泉スキー場――が対象となった。スキー場の今冬の営業は行われる見込み。
同グループは昨年3月、国内外の不採算レジャー施設の整理・売却方針を打ち出し、道内では8施設を売却候補とした。今回対象を増やしたことについて、大野会長は「今年3月の西武グループの統合完了後、改めて精査し直し、これが最適と判断した」と述べた。
高橋はるみ知事は「プリンスという優良ブランドの看板がなくなることのダメージは大きい。地元と連携し雇用や売却先の確保に努めたい」と述べた。