サントリーが豪社から中国ビール会社を買収

サントリーは15日、豪酒類大手フォスターズ・グループの中国・上海のビール製造販売子会社を買収すると正式に発表した。これによりサントリーの中国での生産能力は年間80万キロリットルとなり、中国国内ビールメーカーで首位となる。
 サントリーは、フォスターズの中国ビール子会社「上海フォスターズ」の全株式を取得する。上海フォスターズは1993年に設立。年間生産能力は10万キロリットル。サントリーは買収額は明らかにしていないが、アナリストらは、売却価格を3000万豪ドル(2200万米ドル)以下と予想している。
 サントリーによると、上海フォスターズの主力ブランド「光明」を獲得することで、上海市内のビール市場のシェアは6割に達する。同社はすでに、上海のビール市場で「三得利」と「東海」ブランドを保有している。フォスターズによると、「フォスターズ・ラガー」やその他の国際的なブランドについては、同社が引き続き中国での所有権および販売権を持つという。
 業界関係者によると、中国市場でのビール消費量は年間で2800万キロリットル超。国内ビールメーカー各社は、中国での生産能力の増強を加速している。キリンビールの中国での生産能力は年間70万キロリットルで、2007年中には10万キロの能力増強を行う予定。アサヒビールの生産能力は年67万キロリットルで、07年5月には5つ目の工場を建設して77万キロリットルにする計画。

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