スタンダード&プアーズ(S&P)は、中国銀行の格付けをA─からAに、第四銀行の格付けをBBB+からA─にそれぞれ引き上げた。
静岡銀行、鹿児島銀行、肥後銀行、京都銀行、八十二銀行、京葉銀行、北陸銀行の長期カウンターパーティ格付けのアウトルックを安定的からポジティブへ変更した。
S&Pによると、格上げとアウトルックの上方修正は、不良債権処理が進展し、貸出資産の劣化リスクが縮小していること、経費の削減と手数料収入の増加により基礎的な収益力が改善傾向にあること、利益の蓄積により自己資本の状況も改善基調にあることが主な理由。
S&Pによると、中国銀行と第四銀行の長期カウンターパーティ格付けの引き上げは、財務基盤の総合的な改善を反映したもの。両行とも、預貸金直接利ザヤやリスクアセットに対するコア業務純益比率などにみる収益性には課題が残る。しかし、現在の資産の質と自己資本の状況を考慮すると、両行については自己資本が将来大きくき損する可能性は限定的であり、総合的な財務基盤はそれぞれの旧格付け水準を上回ったとS&Pは判断した。両行ともアウトルックは安定的。
静岡銀行、鹿児島銀行、肥後銀行、京都銀行、八十二銀行、京葉銀行、北陸銀行の長期
カウンターパーティ格付けに対するアウトルックの安定的からポジティブへの変更は、各行の財務内容の改善状況を考慮して、今後、現在の格付け水準を越える信用力の改善が見込まれる可能性を反映したもの。