日立造船は15日、米国の使用済み核燃料貯蔵関連のエンジニアリング会社であるトランスニュークリア(TN)から、使用済み核燃料貯蔵容器(キャニスター)を71基受注したと発表した。受注額は約30億円で、同社のキャニスターの受注としては基数、金額ともに過去最高となる。
同社では、米国向けとしてキャニスターを累計173基納入し、このうちTN向けは66基にのぼる。
長年の実績が評価され、今回の大量受注につながったとしている。
キャニスターは子会社の日立造船メカニカル(熊本県長洲町)で製作し、2007年3月から順次納入する。
キャニスターの納入先は、エクセロン電力の1発電所(24基)、フロリダ電力の3発電所(30基)、発電運営会社のニュークリア・マネジメントが運営を受託している2発電所(17基)の合わせて6発電所。
米国の原子力発電所は、加圧水型軽水炉(PWR)が主流で、今回フロリダ電力に納入する30基は、TNがデザインするPWR型キャニスターの最新設計タイプとなる。
日立造船は、米国のキャニスター市場で25~30%のシェアを誇り、日本メーカーでは神戸製作所とともにトップクラスに位置している。