三井金属は電子機器の部品実装に使われるハンダペースト用のハンダ粉の生産能力を増強する。早ければ9月末にも100%子会社である神岡鉱業の金属粉工場(岐阜県飛騨市)の能力を現在の月100トン強から50%増の同150トン強に引き上げる。鉛フリーハンダ化の進展、実装部品の小型化に伴うハンダ粉の多品種化、微粒化に対応するのが狙い。投資額は数億円。
神岡鉱業の金属粉工場にはアトマイザー(噴霧装置)を複数台導入するほか、鉛フリーハンダ専用の建屋を増築する。
欧州特定有害物質規制(RoHS)が7月に施行されることなどを背景に、電子部品実装ではスズ―銀―銅系を中心とした鉛フリー化が加速。スズ―インジウム系、スズ―亜鉛系なども加わり、組成の多様化など多品種化が求められる。こうした状況をにらみ、効率的な製造体制を整える。