王子製紙は約8億円を投じ、子会社である王子特殊紙の芝川工場(静岡県芝川町)に解体材などを原料とするバイオマスボイラを導入する。既存の焼却炉の老朽化にともなうスクラップ&ビルドの一環。原油価格が高止まりしているのを受け、非化石エネルギーの使用拡大で原油高騰に左右されない生産体制を築く。同社はバイオマスボイラの導入を拡大しており、今後は関連会社の工場でも同規模のボイラの設置を模索していく。
芝川工場に導入するボイラは1時間当たりの蒸気発生量が7トン規模。9月稼働を予定で、原料には廃材などを利用する。導入により二酸化炭素(CO2)排出量を1万4000トン減らす効果を見込む。エネルギーコストの低減にもつなげる。
今後は王子製紙本体だけでなく、王子特殊紙をはじめ王子板紙といった関連会社の中小規模の工場でもスクラップ&ビルドの必要性を見定めた上で燃料転換を検討する。