米マイクロソフト(Nasdaq:MSFT)は20日、スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)の補佐役として注目度の高いマーティン・テーラー氏が同社を去ったと発表した。
同氏の退社は驚きを持って受け止められた。同社は詳細についての説明を避けた。テーラー氏は1993年に同社に入社し、13年間在籍した。3月にオンライン事業のMSN部門のマーケティング担当副社長に就任し、インターネット検索大手グーグル(Nasdaq:GOOG)との競争を主導していた。
同社は、人事については詳細を明らかにしない方針であるとしたうえで、「マーティン氏との別れという難しい決断をした。同氏の13年にわたる当社への貢献を高く評価する」との声明を発表した。
テーラー氏からのコメントは得られなかった。同氏はここ数年、バルマー氏の補佐役として、戦略や長期目標の設定について助言していた。副社長就任前はゼネラルマネジャーとして、「リナックス」などのオープンソース型ソフトウエアへの対抗策の立案に寄与した。無償のオープンソース型ソフトは、次第にマイクロソフト製品との競争力を増している。
3月の副社長就任でテーラー氏は、広告収入の増加を狙ってさまざまなオンラインサービスの機能をまとめた「ウィンドウズ・ライブ」のマーケティングを担当することになった。19日発表のプレスリリースでは、新たなインスタントメッセージサービスである「ウィンドウズ・ライブ・メッセンジャー」についての同氏発言が引用されている。
同氏はマイクロソフトに入社以降、営業畑が長く、ニューヨークの営業部門を率いたほか、カリブ海沿岸地域のゼネラルマネジャーを務めた。