アドウェイズ・岡村陽久社長 26歳2カ月で上場 最年少の記録更新
インターネット広告のアドウェイズ(東京都新宿区)が20日、東証マザーズ市場に上場した。社長の岡村陽久(はるひさ)氏(26)は中学校卒業という異色の経歴で、26歳2カ月での上場は「上場時の史上最年少社長」の記録を更新した。
同社株は、立花証券が同日午前、誤った売り注文を出したことで取引開始10分後に公募価格(140万円)比5%高の147万円で初値がつき、その後は167万円の買い気配ストップ高で取引を終えた。同日会見した岡村社長は、誤発注について「大変困惑」とコメントした。
同社の事業は、企業がサイトに広告を掲載し、資料請求や物品購入などの成果が出た場合、サイト運営者に報酬が支払われるアフィリエイト(成果報酬型広告)で、企業とサイト運営者を仲介して手数料を得る。07年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比2倍の70億円、最終利益は23・3%増の3億5400万円を見込む。
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■「若者の可能性つぶさない」
今から6年前。中学卒業後、大阪でベランダ用などアルミ製品の飛び込み営業をしていた当時20歳の岡村陽久氏は、テレビに映る若き経営者を見つめていた。東証マザーズに上場したばかりの藤田晋サイバーエージェント社長の「インターネットはビジネスを変える」という言葉に衝撃を受けた。
藤田氏の元で働きたいと東京へ。就職はかなわなかったが、創業のきっかけになった。ネットの世界は当初「まったく分からなかった」が、営業で培った根性に加え、スタッフにも恵まれた。創業5年で、アフィリエイト事業では「ネット、モバイル両方のサービスができるのは日本で当社だけ」と自負する。
ライブドア事件など、一部では若いベンチャー経営者に厳しい目が向けられている。「(もし事件を起こせば)今度こそ『若い奴は駄目なんだ』と、若い人の可能性をつぶしてしまう」。26歳の元“不良少年”の視線の先には、成長していく目標があるだけだ。