ワシントンで開かれている米国の電力関連企業の最新技術や製品などを展示する年1回のイベント「EXPO2006」に東京電力と、同社とトーメンが共同出資する風力発電会社ユーラスエナジー・ホールディングスが出展した。日本を含む海外のメーカーが出展するのは初めて。米国では、エネルギー価格の高騰で石油の代替エネルギーや省エネに対する意識が強まっており、両社とも今後のビジネスチャンス拡大を期待している。
このイベントは、米国電力業界団体であるエジソン電気協会(EEI)が総会開催にあわせて毎年行っており、今年は、約60社の電力関連企業が出展した。特に、今回の展示会では、省エネに取り組む新技術や商品が目立つ。米国でも原油価格の高騰に加え、昨年、包括エネルギー法が成立したことで省エネや風力などの再生可能なエネルギー資源開発に対する関心が高まっている。
東電は、高効率な二酸化炭素冷媒を使ったヒートポンプ給湯器(デンソー、松下電工との共同出展)を展示。ユーラスエナジーは、米国カリフォルニア州を始めする総出力28・6万キロワット(6プロジェクト合計)の風力発電施設のほかに、今後、46万キロワット(3プロジェクト)の開発計画を紹介した。
EEIのジョン・イーストン副会長は「米国以外の企業からの出展は初めてだが、草の根レベルでの地球温暖化防止に対する関心が高まっており、そういう意味で、日本企業による展示は、潜在需要を掘り起こすインパクトがある」と期待を示した。