【中国】トヨタ初 植林ボランティア派遣 社員22人、河北省に
トヨタ自動車は7月初旬、中国に、22人の社員をボランティア要員として派遣する。メンバーは、北京の北方約180キロの山間部で植林活動を手伝う。トヨタが組織的に社内の参加者を募り海外へボランティアを送り込むケースは、今回が初めて。
今回のボランティア・ツアーは2泊3日で実施。環境活動や文化・芸術活動の元締役を担う社会貢献推進部が呼びかけ、トヨタグループの旅行会社、トヨタツーリストがパッケージを企画した。
参加費は十数万円。会社からの援助はまったくなく、年休を消化して参加することなどを条件に募集した。
当初は15人で予定していたがふたをあけると1・5倍の22人が応募。予想以上の反応があったため、希望者全員を帯同することにした。
今回の活動には、トヨタ社のボランティア社員に加え同社幹部や中国現地法人のスタッフなども参加。総勢百数十人が植樹を行う見通しだ。
中国での植林活動は社会貢献策の一環として、砂漠化が深刻視されていた河北省の豊寧満族自治県で行っている。トヨタは年間5000万円の資金と技術を提供。第1期は2001~03年度にかけて1500万平方メートルの植林を行った。
第2期は04~06年度にかけて、1000万平方メートルを対象に実施する。植林面積は合計すると、東京都の品川区にほぼ匹敵し、林が形成されるなど顕著な効果が表れている。
2期目の対象地区は10万~20万平方メートルが残っているだけで、今回のボランティア活動は、この“空白地”が対象となる。
トヨタは地球温暖化の原因の1つとされる二酸化炭素(CO2)の削減を加速するため、環境対応技術やハイブリッド車に代表されるエコカーの展開に力を入れている。
植林活動はCO2対策を進める上で重要。日本から自社社員を海外にボランティア派遣するという初の試みを踏まえ、環境問題に対する社内の意識を一段と向上させ、環境戦略に弾みをつける考えだ。