中国電力は未利用の落差や流量といった水資源を活用する小規模水力発電の導入を加速する。水力は二酸化炭素(CO2)の排出がないクリーンな電源としての評価が高まる一方、大規模に開発できる地点は国内に残っていない。このため利用を見送ってきた水資源に着目、06年度は2カ所の発電所を立ち上げる。
未利用落差の活用については、最大約35メートルの落差を使う出力1万1000キロワットの新帝釈川発電所(広島県神石高原町)の工事が完了。早ければ6月末に運転を始める。
投資額は145億円。一般家庭1万戸分の需要に相当する年間3500万キロワット時の発電を見込む。既設の帝釈川発電所を建設した1924年当時は十分な土木技術がなく、未利用の開発地点として残っていた。