東邦レオ、壁面緑化拡販 3年で5割増 1万5000平方メートル施工へ
特殊建築資材、都市緑化関連資材の製造、施工の東邦レオ(大阪市中央区)は、ビル壁面の緑化事業を拡大する。ここ6年間の壁面緑化施工累計が1万平方メートル(1ヘクタール)を突破したのを機に、施工のラインアップを整え、「グリーンファサード」のブランド名で7月5日から拡販攻勢をかけ、今後3年間に、過去6年分の実績の5割増の1万5000平方メートルの施工を目指す。
同社は、100種類以上の植物の育成実験を通じて、施工直後から豊かな緑を演出できる「高付加価値型」の壁面緑化を進めてきた。
2000年にさいたまスーパーアリーナ(埼玉県、施工面積約940平方メートル)を施工以来、大型施設での施工を本格化。昨年開かれた愛・地球博(愛知万博)でもバイオラング(愛知県、500平方メートル)と長久手日本館(同、650平方メートル)の壁面緑化を手がけるなど、05年度末までに施工面積の累計が、50平方メートルを超える大型案件だけ22件、1万280平方メートルに達している。
壁面緑化は、屋上緑化とともに環境負荷を低減する手法として注目を集めている。
ビルを緑で覆うことにより壁面の表面温度が下がるため、冷房負荷を低減でき、周辺環境への熱の照り返しを防ぐ。都心部の気温だけが周辺部より高くなる「ヒートアイランド現象」を緩和する効果があることから、今年4月に東京都は「壁面緑化のガイドライン」を発表、施工拡大を促す融資・助成制度を設ける自治体も増えている。
東邦レオでは、コスト重視の「ローコスト型壁面緑化」のニーズも増えていることから、新ブランド「グリーンファサード」を設け、施工と同時に緑化する「高付加価値型」に加え、植物の成長とともに時間をかけて緑化していく「ローコスト型」の緑化プランをラインアップ。ビルの形状や目的、被覆までの時間、コストに合わせて施工内容を選択できるようにした。
ブランド名につけた「ファサード(facade)」はフランス語が語源で「建物の正面、前面」の意味。