ライオン、花王などが加盟する日本石鹸洗剤工業会は23日、資源の有効活用に向け、容器包装プラスチック使用量を2010年に95年比30%減(原単位指標)とする削減目標を盛り込んだ業界自主行動計画を策定したと発表した。
シャンプー・リンスや洗剤の詰め替え製品、スプレーの付け替え製品などの拡販を業界挙げて進めており、2004年までに95年比25%減を達成。今後、詰め替え・付け替え製品のさらなる普及、容器包装の薄肉・軽量化などの施策を講じて、計画の達成を目指す。
原単位指標は、洗剤などの製品重量(中身の重量+容器包装重量)に対する容器包装重量で示している。対象はボディー用洗浄剤、手洗い用洗浄剤、シャンプー・リンス、洗濯用液体洗剤、柔軟仕上げ剤、台所用洗剤、住居用洗剤、漂白剤・かび取り剤という主要8製品群。工業会加盟23社の中で同製品群を扱う14社が自主行動計画に加わる。
工業会の自主統計によると、業界のプラスチック使用量は95年が約7万2100トン。これが、04年には5万2600トンと、実量で2万トン弱、原単位で約25%、減らしている。
すでに工業会の自主行動計画を受けて、対象会員企業が自社の行動計画を策定している。今後、毎年、計画の進行状況が各社から工業会に報告される。
産業界の取り組みでは昨年、日本経済団体連合会が事業者へ、自主行動計画策定などを促す提言を行い、それに応じて各業界団体が同計画の策定を進めている。
また、ガラスびんリサイクル促進協議会、PETボトルリサイクル推進協議会などの容器包装に関係するリサイクル8団体は今年3月、リデュース(削減)、リユース(再使用)、リサイクル(再生)の3Rを進めるために共同で「3R推進団体連絡会」を設けるとともに、団体ごとに同推進に向けた自主行動計画を策定するなど、活動が活発化している。