東京で「美酒を味わう夕べ」開催 女性杜氏が自慢の腕前披露

日本酒造りに取り組む女性が集まり、自ら醸した自慢の銘柄を披露する初の催し「女性蔵人の美酒を味わう夕べ」が25日、東京都新宿区のリーガロイヤルホテル東京で開かれた。
 30蔵元もの女性杜氏(とうじ)(酒造りの総責任者)・蔵人(酒造りの職人の総称)が一堂に集まるのは初めてで、日本酒好き約350人が参加、純米吟醸・大吟醸を中心に100銘柄以上の日本酒と、日本酒との相性を考えられたホテルの料理を堪能した。
 試飲・会食の前に行われたトークショーでは、「るみ子の酒」で知られる森喜酒造場(三重県伊賀市)の杜氏で「蔵女性サミット」代表の森喜るみ子さんや月の輪酒造店(岩手県紫波町)の杜氏、横沢裕子さんらが女性ならではの酒造りの苦労や感性について語り、来場者が耳を傾けた。
 「おもしろくて、おいしくて、楽しいお酒を必要な人に、必要なだけ提供するのが私たちの仕事」と話す森喜さんに拍手がわいた。かつては女人禁制だった酒造りだが、現在は全国約50蔵元で女性杜氏・蔵人が酒造りを支えている。
 需要の落ち込みが止まらなかった日本酒もようやく底を打ちそうな気配。
 高品質な酒造りの努力に加えて、女性が飲みやすい低アルコール酒の開発やラベルのデザインといった女性の需要取り込みが奏功している点も見逃せないが、造り手側の女性パワーも日本酒復権に大きく貢献していることを実感させる催しだった。

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