WSJ-バフェット氏、ビル・ゲイツ基金などに財産の大半を寄付へ

米投資会社バークシャー・ハザウェイ(NYSE:BRK.A)の会長兼最高経営責任者(CEO)で世界2位の富豪である著名投資家ウォーレン・バフェット氏(75)は25日、同氏の財産の大部分を、世界一の富豪であるマイクロソフト(Nasdaq:MSFT)のビル・ゲイツ会長とメリンダ夫人が創設した「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」などに寄付する計画を発表した。

バフェット氏がゲイツ基金に寄付する財産は300億ドル相当以上で、子供の死亡率引き下げ、病気の克服、教育などの社会問題解決に充てるとみられる。同氏はこれまで、亡き夫人が設立した基金をはじめとする慈善団体に、同氏の死後、遺産を寄付する方針を示していた。今回の発表はこの方針からの大きな転換を示している。

ゲイツ基金の資産は300億ドルで、バフェット氏からの寄付により規模は2倍に拡大する。フォード基金の110億ドル、リリー・エンドウメントの83億ドル、アンドリュー・W・メロン基金の55億ドルを大幅に上回ることになる。国際連合(UN)とその関連機関の支出額は年間約120億ドル。

バークシャーの声明によると、バフェット氏が寄付するのは同氏が保有するバークシャー株(440億ドル相当)の約85%で、ゲイツ基金とそのほかの4基金に、7月から寄付するという。寄付予定のクラスB株の約6分の5に相当する1000万株はゲイツ基金向けで、23日終値に基づくと307億ドル。ゲイツ氏はバークシャーの取締役を務めている。

バフェット氏は、寄付予定の株式の5%を年内にそれぞれの基金に寄付し、来年以降毎年、残りの5%を、同氏が死亡するか、一定の条件を満たせなくなるまで寄付することにしている。バフェット氏がゲイツ基金に送った26日付の書簡によると、同基金の場合は、ゲイツ夫妻のどちらかが生存し同基金運営に携わっていることが条件。

バフェット氏が現在保有しているのはクラスA株だけで、寄付に充てる分をクラスB株に転換する。転換比率はクラスA株1株につきクラスB株30株。23日の終値は、クラスA株は前日比120.00ドル(0.13%)高の9万2100ドル。クラスB株は同5.01ドル(0.16%)高の3071.01ドルだった。

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